1/12にCDCでアングルード・アンヒンジドドラフトがあるということで、
ちょっとした考察などを。

1.基本土地のアーティストはどうする?
アンヒンジドではアーティスト・マターがあるので、
基本土地のアーティストを揃えたりばらしたりする必要が出てきます。
土地以外を参照するアーティスト・マターカードが多いので、
土地も参照するものに着目すると、《Aesthetic Consultation》・《Artful Looter》・《Framed!》
《Zombie Fanboy》・《Squirrel Farm》(これはアングルード)の計5種類。
《Zombie Fanboy》は土地を生贄に捧げる手段とのシナジーが必要。
《Squirrel Farm》以外は基本土地のアーティストを揃えたほうがメリットがあるので、
基本土地のアーティストを揃えるべき。

逆に、《Squirrel Farm》がある場合や、
デッキの基本土地のアーティストを揃える必要がない場合、
デッキの基本土地のアーティストはばらしたほうがメリットがある(《Framed!》ケア)

そのため、アーティストを揃えた基本土地のセットと、
アーティストをばらした基本土地のセットを用意する必要がある。
ついでに、《Symbol Status》のために、
エキスパンション・シンボルをばらした基本土地のセットも必要。
さすがにアーティストを揃えつつエキスパンション・シンボルをばらすのはあきらめよう。

2.《Booster Tutor》について
おおむね、3パック目の初手を手に入れられるカードなので、結構強い。
もっと強くするためにちょっと付け加えると、レギオンなら最低でも3マナ2/2は手に入る。
そして、最近のブースターなら基本土地は手に入る。
小エキスパンションの特定のコモンを引ける確率は、
(エキスパンションにもよるが)およそ20%。高いか低いか。
どうしても除去が欲しいなら賭けてみる価値はあるか。
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》という爆弾カードがコモンのダークスティールも凶悪。
問題はダークスティールのコモン生物の性能がやや低めなことか。
フィニッシャー級生物がコモンにいる小エキスパンションは限られるけど。

3.《Richard Garfield, Ph.D.》について
デッキに入りそうなカードのマナ・コストを事前に調べて、
そのマナ・コストのカードのリストを作成すべき。
結構カードのテキストまでは完全に覚えてなかったりするし、
細かいカードの挙動でのトラブルを避ける意味でも重要。

4.各色コモン考察アングルード編
白:そもそもアングルードは各色の配分が均一でないという特徴が。
白は少ない側の色なので、コモンが5種。
生物は共に(WW)で2/2。色拘束がきついので1パック目ではあまり取りたくない。
ただ、軽い除去の《Prismatic Wardrobe》があるのは大きい。
特にこの環境を意識していないプレイヤー相手なら赤・緑は除去できるだろう。

青:コモンは6種。
クラムフォーク3種がコモンなので、生物には困らない。
《Clam Session》のために5~6ターン分の歌は用意したい。
《Clambassadors》は防衛持ちと思えば全く弱くない。むしろ強い。
《Fowl Play》も擬似除去としてなかなか。

黒:コモンが5種の色。《Deadhead》が強い。ただ、除去なしはイマイチ。

赤:コモンは6種。除去になる火力がない赤というのがイマイチだが、生物は豊富。
ただ、その内訳を見てみると、《Hurloon Wrangler》・《Krazy Kow》も含め、
戦力としての安定感には期待できないか。
とりあえずデニムを渡れるかどうかが勝負か。

緑:なぜかコモンが7種もある。
しかも生物が4種。安定感はともかく全体的に使えうる。
《Ghazban Ogress》の運用のために、会場入りしたら即フリープレイを延々やるのも手か。

アーティファクト:じゃんけんクリーチャーサイクルが強い。
パワー4以上のクリーチャーがかなり少ない環境特有の事情もあるが、
都合よくジャンケンで負けるクリーチャーが出てくるとは限らないわけで。
《Chaos Confetti》は掃除が面倒。
邪道な防御手段として、場のカードを重ねたりして防御。

・《Double ~》サイクルについて
全体として次のゲームがある前提のデザイン。つまり、プレイ時点ではいまいち弱い。
特に《Double Deal》はとどめに打つと投了されるだろうから厳しいか。
90%ぐらいの優位を築いて打つと、投了してくれて勝ちを確定させられそうではある。

5.各色コモン考察アンヒンジド編
白:アングルードと同じく各色のコモンの数に差がある。白は10種。
なぜか白はアングルード・アンヒンジドともにコモンが少ない。
ついでに、クリーチャーの色拘束が妙に厳しいのでリミテッド的にはきつい。
《Wordmail》は+2/+2は最低限してくれるので強力。
エンチャント破壊も少ないので安心安全。
《AWOL》はこの環境では貴重な確定除去。押しているときに使いにくいのはご愛嬌。

青:コモンは11種。
《Carnivorous Death-Parrot》は安定したクロックを作ってくれるが、
アンコモンのゴチ!サイクルのカードを手札に戻させてしまう。
場に残るクリーチャーの緑以外はいずれも厄介なので、要警戒。
《Double Header》・《Smart Ass》と、クロックを作るカードが優秀。
使いやすいバウンスである《Number Crunch》もあり、強い青と言ってよさそう。

黒:コモンは11種。
やや重いが殴れる再生クリーチャーの《Bad Ass》が使いやすい。
そのほか《Mother of Goons》・《Vile Bile》・《The Fallen Apart》あたりは安定戦力。
ただし、《Vile Bile》用の手袋は必須。
《Duh》の対象になるクリーチャーは環境内ではかなり少ない。
緑に3種いる上、うち2種はファッティなので、サイドボード要因にはなるか。
最強カード、《Richard Garfield, Ph.D.》も除去できることは覚えておこう。
《When Fluffy Bunnies Attack》は環境では数少ない優秀な除去。

赤:コモンは12種。コモンが多い分アンコモン・レアは少ない。
《Frazzled Editor》はかなり多くのカードにプロテクションを持つ。
英語版ではなく日本語版ならもう少しプロテクションをかわせるのだが。
不確定要素付きクリーチャーが仕込まれているため、やや生物不足に悩まされそうか。
《Red-Hot Hottie》は真面目に強いブロッカー。タフネス5は偉大。
《Punctuate》は対システムクリーチャー用除去といえる。
《Saute》は普通の火力。3マナ3点火力は十分強力。

緑:コモンは11種。なぜかアンコモンが8種とほかの色より多い。
《Wordmail》と2枚でゲームに勝てるコモンコンボが組める名前の長い精霊が面白い。
コンボ抜きでもクリーチャー戦ではかなり優秀なことが多い。
《Keeper of the Sacred Word》で執拗に+3/+3を狙うのは、
非紳士的行為なのでほどほどに。3マナ2/3がデッキに入る環境ではある。
《Monkey Monkey Monkey》は3/3ぐらいには結構なれるが、
2/2で出てくるリスクも考えると、ややいまいち。
強めのアーティファクト・クリーチャーが結構いるため、
《Remodel》はデッキに投入してよさそう。
《Graphic Violence》・《Supersize》と、安定した強化カードがあるのも魅力。

新年福袋特攻予算は50kに落ち着いた。
12月後半に使うか確定してないイニストラードブロックのトップレアを買いすぎ。

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